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夢のあるIT業界ってなんでつか

ちょっと発売から時間が経ってしまいましたが、この本を読みました。

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

テクノロジー業界の最先端を走る起業家や投資家、「普通の人」よりも南保を先を行く天才技術者、日々の濃厚な経験から世界を俯瞰して眺めている企業経営者、複数の専門性を極めた大学教授といった人たちの中で、とりわけ言語表現能力の高い人々のことをシリコンバレーではビジョナリーとよばれ大変尊敬されているそうです。
シリコンバレーでは、こういったビジョナリー達が技術を愛し、またそこで働く人を愛し、日々世界を変えようと挑戦を続けいます。そんなエキサイティングであり、クレイジーな彼らの情熱が凄い伝わってきました。本書に紹介されていたJobsの言葉です。

Silicon Valley is all about changing the world.
It's all about changing the world for the better, and if you do that, you can be incrediby successful economically.
Steve Jobs

シリコンバレーの存在理由は「世界を変える」ことですよ。スケールがでか過ぎる。そして、これは何の冗談でもなく、綺麗ごとでもなく、彼らは本気でそう考えている。「世界を変える」というメッセージが強烈に印象づけられました。この本を読み終えてわき上がった感情は、「やっぱりIT楽しいよ!エキサイティングだよ!」という思いと、シリコンバレーというステージが日本にはないんじゃないかという寂しさです。ステージ(会社)がまったくないわけではないですが、相対的に数は少ないだろうと思います。はてなとかlivedoorとかがシリコンバレー的な感覚に近いのかな。

でも現状、日本のITというと受託がメインというのが現状だと思います。そこからイノベーションは生まれない。少なくとも現状は。

ハッキリ言いますが、この手の話はベンダー内部だけで議論しても絶対変わらない。売り手からしたら、買い手が望まない変化を自ら促す理由が無い。変わるということはとってもエネルギーが必要なことだから。このような議論を行っても意味が無いような状態にするためには、ユーザー企業が変わっていくしかない。ユーザー企業がイノベーション・エンジンとして動くようなそんな仕組みが絶対必要になると思う。
内部で喧嘩するよりも、ユーザーを変えていこう - GoTheDistance

確かにユーザー企業が変わることも大事。内製回帰もSaaSも同意。やっぱり受託というスタイルには限界があると思う。ユーザ企業と受託側の会社に壁があると同時に、さらにその先に広がる多重下請け構造という名のメソッドチェーンという現在の産業構造では無理がある。イノベーションというのは技術もさることながら、そこにいる人たちの常軌を逸した情熱から生み出される。人月単価の多重下請けチェーンではこれは難しい。

以前書いた、このエントリーで若者に夢を見せるIT業界になれよ!って言ったんですけれども、それってどんな業界?と自分でも良くわからないまま書いていました。でも答えが見つかった気がします。それはシリコンバレーの様な文化であったり、GoogleAppleFaceBookといった会社そのものです。
Livedoorが出始めの頃は、堀江さんの勢いに何かが始まるんじゃないか?世の中の仕組みがぶっ壊れるじゃないか!期待と夢を抱いてた覚えがあります。もっと、こんな勢いのある会社がぽんぽん出てきてほしい。

で何から始めるかというと、雇用流動性を高めることから始めるのかな。と言われるとみんな会社に首きられないか心配になるのかな?素敵なことでつね。本書からもう一つ引用。

パラノイア(病的なまでの心配性)だけが生き残る。
Only the Paranoid Survive.
Andrew Grove

危機感のエネルギーは凄いですもんね。
さて、サバイバルを始めますか。