ネット社会からリアル社会への文化イノベーション

ちょっと個性をつぶされそうになったの書いてみる。
会社の組合報に乗せるから自己紹介を書いてほしいと言われたので書いたところ
「もっと普通に万人受けするもに書き直して」
って言われちゃいました。あぁどうせ私はマイノリティーなことしか書けませんよ。デモなんで?ただの組合報でしょ?そんな普通に書いてもスルーされるだけでしょ?なんでそんな所にまで「普通」を求めるのだろうか。
なんで個性を否定するんだろう。同じものあつめて、馴れ合ってるだけで何か得られますか?成長できますか?楽しいですか?私はNOだと思います。

ひるがえって日本を見れば、「個人の自由」についてさほど関心がないように思います。「普通でないこと」より「普通であること」のほうがよしとされ、突出したものは表に出てこない。エリートは大組織の中に隠れていて、遠くから「民は知らしむべからず。頭のいい俺たちが全部考えてあげてるんだ」って自己満足に浸っている。「邪悪にならない」なんていう考えも出てこない。そんな文化の中で世界との差がものすごくひろがっています。
【第五回】 「普通であること」に埋没しない個を : プレジデント(プレジデント社)

これ、どうにか出来ませんか?でもこの敵は強おいんです。なんでかって、相手は文化だから。会社だったり、地域だったり、日本だったり。こいつらを真っ正面からどうにかしようとすると、まぁ倒せないと思う。つぶされるよきっと。
でもね、これがネットの世界だと状況がかわります。なんでかって、普通なものは検索に引っかからないから。googleの検索もそうだし、はてなブックマークだってそうだし、人気の高いエントリー、面白いエントリーしか注目されないんです。そしてそのエントリーの根底にはあるのは個性というエネルギーです。さらにネットというインフラを利用して、その個性は混じりあって、刺激しあってイノベーションがおこる、そんな世界があります。
こんなネットの世界がリアルな社会の文化もぶちこわす鍵があるじゃないかと思っています。ITリテラシーがどんどん上がっていった結果何かかわるんじゃないかって思うのです。そんなことないって?
いやいや、最近はおじーちゃん、おばーちゃんも普通にパソコン使う時代ですよ。

だから、みんなもっとネット充になればいいと思う。みんなネットの社会で認識されてもらえるよう必死になればいい。普通のこと書いても注目されませんよ。個性がないと面白くないですよ。

I am not a conventional person. I do not intend to become one.

そんな気分です。